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鍼灸師(はり師・きゅう師)になるには
鍼灸師というのは、はりや灸によって皮膚の表面を刺激することによる施術を行うことができる資格だ。
鍼灸師になるには、鍼灸師になるための学校に3年以上通う必要がある。
さらに国家資格試験を受験し合格する必要がある。
合格率はおよそ75%前後であるが、最近は5千人ほどが受験するという。
また医療系大学の鍼灸師コースなどでは、高校の保健体育の教員免状も取得することができるので、3年間通うのであれば、大学系の養成コースに通っても良い。
どちらにしても鍼灸師の学校に行くためには、大学入試資格(高卒)が必要になる。
鍼灸師(はり師・きゅう師)国家試験の概要
鍼灸師になるための国家試験は例年2月の最終日曜日に行われる。
鍼灸師という資格があるわけではなく、はり師ときゅう師の試験が同時に行われる。
ただし両方の資格を同時受験することも可能で、共通科目については片方だけ受験することになる。
試験会場は視覚障害者の受験は山形県を除く各都道府県で受験できる。
視覚障害を持たない「晴眼者」の場合は
北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、鹿児島県で受験できる。
試験科目は
医療概論(医学史を除く)、衛生学・公衆衛生学、関係法規、解剖学、生理学、病理学概論、臨床医学総論、臨床医学各論、リハビリテーション医学、東洋医学概論、経絡経穴概論、はり理論(きゅう理論)及び東洋医学臨床論となっている。
願書申し込みは12月の初めから20日くらいまでで、受験料は15,100円(2011年)。
受験票が届くのは、2月初めだ。
合格発表は3月末。
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