整体院の開業資金は?
癒しビジネスを始めたい、サロンを開きたい。
そう言うとき、どれくらいの資金が必要なのか。
整体院を開業するための資金は、どれくらい必要だろう。
整体のフランチャイズチェーンの加盟料などから、必要な資金額を計算してみよう。
と言っても実はかなり幅があって、500万円から2000万円まで様々だ。
これはフランチャイズ本部の方針によってかなり異なる。
というのもブランド・イメージが確立しているチェーンと、これからお店を拡げていこうというチェーンがあるからだ。
フランチャイズというのは、同じ看板で色んな人がビジネスをする仕組みだから、すでにブランド・イメージが確立しているチェーンは、加盟料などの価格を高くして誰でも入ってこれないようにする。
というのもお店を開いたがいいがすぐに倒産してしまったり、あるいは勝手な値下げや集客をしたりして、周囲の加盟店に迷惑をかけられたら困るからだ。
たとえば以前、セブン・イレブンで弁当の値引きが問題となった。
一部のチェーン店が本部の指導を無視して賞味期限の迫った弁当を値引き販売したために、その是非についてチェーン本部と加盟店の間で訴訟も起こった。
セブンイレブンという看板を掲げ、同じセブンイレブンのお店を経営していても、それぞれのお店を実際に経営している人は、以前は米屋さんだったり酒屋さんだったりする。
それがフランチャイズの本部と契約を結んで、セブンイレブンの看板と商品の供給を受け、セブンイレブンの支店のような形でビジネスを行う。
顔も名前も知らない者が、同じ看板を掲げてビジネスをやるので、あるお店は値引きをして、あるお店は値引きをしないというのでは、加盟店同士で不公平が起こる。
同じ地域で同じ看板を掲げて経営していても値引きしているお店にお客さんが集まると、値引きしていないお店は経営が成り立たなくなると言うことも起こる。
両方とも経営者が同じならば問題はないが、同じ看板を掛けていても経営者が違うからトラブルになる。
なのでフランチャイズ本部はやり方を統一させようとするわけだが、弁当などの生鮮食品は廃棄すると丸々お店の損益になるので、あまり儲かっていない加盟店は見切りで売りさばきたい。
こういう風に、既にブランドイメージが確立しているチェーン店は、ブランドイメージを損なわないように加盟料を高額に設定し、何かあった場合は契約解除などの措置によって、投資した資金の回収を難しくしたりして、違反者が出ないようなインセンティブを作るわけだ。
つまり儲かっているチェーン店に加盟しようとすると、どうしても高額の加盟料を支払わないといけなくなるわけだね。
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